Inmotive社とSOLIDWORKS:電気自動車の未来をステアリングする

革新的な自動車ソリューション プロバイダーが、電気自動車の効率、航続距離、速度を向上させる、高効率のマルチスピード トランスミッションを迅速に開発。 

課題

現在の電気自動車(EV)ブームに乗るため、EV向けの次世代2速トランスミッションを迅速に開発し、トランスミッションの性能と効率を向上させ、航続距離を延長する。

解決策

SOLIDWORKS® Premium、SOLIDWORKS Professional、SOLIDWORKS Standardの3D設計および製品開発ツールを実装して開発スピードを上げ、SOLIDWORKS PDM Professional製品データ管理(PDM)システムを追加して、商品化に先立ち開発と生産を強化する。

結果

  • ブレークスルーとイノベーションを短期間で実現
  • 多くの特許を取得し、出願数も増加中
  • OEMパートナーを惹きつけ、積極的に提携
  • EVの航続可能距離を最大15%延長
     

発明者であり、共同設立者、CTOであるAnthony Wong氏は、2016年にInmotive社を設立し、革新的な電気自動車(EV)向けマルチスピード トランスミッションという構想を、EVメーカーとライセンス契約を結べる商品へと進化させました。Wong氏のIngear™トランスミッションは、EVの航続距離を最大15%伸ばし、最高速度を最大20%向上させます。Inmotive社では、Ingearトランスミッションを開発するため、各地に分散したチームが設計について効率的にコミュニケーションできる、使いやすいシステムを必要としていたと、上級研究開発マネージャーのMisagh Tabrizi氏は語ります。

SOLIDWORKSは、最初のアイデア出しからテスト ベンチまで速やかに進めることができる、まさに加速ツールです。

Misagh Tabrizi氏のプロフィール写真
Misagh Tabrizi氏
上級研究開発マネージャー

作業に適したツール

「効率的なイノベーションの手段に対応したツールを選択することは、世界各地に分散している多くの開発パートナーや検証パートナーと作業する当社にとって非常に重要なことでした」とTabrizi氏は説明します。「SOLIDWORKS®を選択したのはこうした理由からです。設計の作成と最適化、実際の車両での概念検証システムの構築、試作品の作成に最適なシステムです」SOLIDWORKSの設計ツールを使用することで、Inmotive社はIngearの開発スピードを加速し、記録的な速さで概念検証テストを完了しました。

関連リソース

より多くの電力を、より少ないエネルギー消費で

ほとんどのEVモーターは、モーターとホイールの間にらせん状の減速ギヤ装置を2つ装備した1速トランスミッションを使用しています。これは、ホイールが1回転するたびにモーターが約9回転するためです。Ingearのテクノロジーは、2番目の減速ギヤ装置を、連続チェーン ドライブと、シフト中にサイズ変更する革新的なモーフィング スプロケットに切り換えます。EVモーターがより効率的に作動できるようになると、バッテリーの電力がより多く車両の移動に使用され、モーターやトランスミッションの熱として浪費されることが少なくなります。浪費が少ないほど、1回の充電による走行距離を伸ばすことができます。

明確なコミュニケーションでパートナーシップ締結を促進

Inmotive社は、Ingearの高品質な画像やビデオ アニメーションなどにSOLIDWORKSのツールを活用して、Ingearトランスミッションの動作を効果的に発信し、実証しています。明確なコミュニケーションは、EV製造パートナーを惹きつけ、提携を結ぶうえで不可欠です。Inmotive社は2023年初め、スズキ社と共同開発契約を締結し、スズキ社が提供する未来のEV向けに2速Ingearトランスミッションを開発することを目指しています。「SOLIDWORKSは、最初のアイデア出しからテスト ベンチまで速やかに進めることができる、まさに加速ツールです」とTabrizi氏は語ります。

成長の促進

Inmotive社は、会社の成長に合わせて、SOLIDWORKSの実装環境にSOLIDWORKS PDM Professional製品を追加してリビジョン管理を強化し、データ セキュリティを向上させる計画を立てています。「当社の目標は、EV向けのクラス最高のトランスミッションを開発することです。また、商用化フェーズに着手する際には、増え続ける製品設計データを管理できる優れたソリューションが必要になります」とTabrizi氏は指摘します。「2速Ingearトランスミッションは始まりに過ぎません。今後3速以上のトランスミッションを開発することも不可能ではありません」とTabrizi氏は付け加えます。「開発作業が増えていく中、SOLIDWORKSの設計ツールと同様、開発ニーズをサポートするSOLIDWORKS PDMシステムの導入を検討します」

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