J.A.M.E.S社、コミュニティ主導のオンライン プラットフォームで3Dプリント型電子機器の進化を促進

ドイツの企業が、SOLIDWORKSとクラウドベースの3DEXPERIENCE Works Simulationを活用することで、3Dプリント型電子機器の開発とイノベーションを加速しています。

課題

コミュニティ主導のイノベーションを活用して、3Dプリント型電子機器の開発を推進し、専門的な多層PCBの試作品、実験的な電子回路、アンテナなどの生産を加速する。

解決策

3DEXPERIENCE® Works の共同作業ソリューションおよびデータ管理ソリューション(Collaborative Designer for SOLIDWORKS®、Collaborative Industry Innovator、3DSwymerを含む)を追加し、クラウドで設計データすべてを関連付けて、簡単にアクセスできるようにする。

結果

  • 基板設計の修正にかかる時間が短縮され、創造性が向上
  • データとすべての製品レビジョンの管理が容易に
  • 企業の成長に合わせて容易に拡張可能
  • 新しい設計のためのコミュニティ主導の共同作業が可能に

J.A.M.E.S GmbH社は、積層造形で製造された電子機器(AME)システムおよびコンポーネントの開発を(最終的には生産も)促進することを目指しています。同社は、コミュニティ主導のイノベーションの活用に重点を置いたプラットフォームを構築することで、社内の電子機器の3Dプリント、パートナー ネットワークとの接続、AMEプロジェクトのコンサルティングを提供すると同時に、3Dプリント型電子機器の開発を推進しています。

J.A.M.E.S(Jetted Additively Manufactured Electronics Sources)社は、レーダー システムと軍用電子機器を専門とするドイツの兵器メーカーHensoldt AG社により2016年に設立されました。Hensoldt社は当初、3Dプリンター製造業者のNano Dimension社からDragonFly 2020 Proをリースし、最終的には2019年に電子機器開発のためにその機械を購入しました。

The DragonFlyには、高解像度のトレースおよび空間系を印刷できる、高精度のインクジェット蒸着システムが搭載されています。特殊な相互接続を含む、あらゆるタイプの多層PCBの機能を構築できます。さらに、この技術は、社内設計をサポートし、専門的な多層PCBの試作品、実験的な電子回路、アンテナなどの生産を高速化します。その結果、修正にかかる時間が短縮され、基板設計の創造性が向上しました。

コミュニティでのAMEの課題を解決

Hensoldt社はこの有望なプリンター技術に多額の投資を行い、さまざまな実験を実施したところ、まもなくこの技術にはさまざまな可能性があることに気づきました。同社はその大きな可能性に着目し、プリンター メーカーのNano Dimension社と合弁会社を設立し、技術開発を加速させました。

2021年にドイツのタウフキルヒェンに設立されたJ.A.M.E.S社は、先進的な3Dプリント技術を通じて電子機器業界に革命を起こすことを目指しています。また、電子機器の設計者や製造業者間の共同作業のためのコミュニティ主導型のオンライン プラットフォームを構築することで、開発と問題解決を加速することも目指しています。

関連リソース

電子機器の設計をデジタルで検証

「この技術でチャレンジしていることは、従来の電子機器を3次元に変えたことです」と、J.A.M.E.S社のエンジニアリング部門責任者のRolf Baltes氏は語ります。「旧式の電子機器設計は、レイヤーベースの2.5次元で扱います。しかし、[SIMULIAの]CST[Studio]はそもそも3次元ツールです。このため、電子機器への応用にも適しています」

Baltes氏は次のように続けます。「この2つの世界を融合することこそ、そういう目的で開発されたまさにCST[Studio]の肝なのです。しかも、HF(高周波)とLF(低周波)ですべてをシミュレートする機能も備えています。試作品を仮想的に検証できることは、非常に大きなメリットです」

クラウドを最大限に活用する

Dassault Systèmes SOLIDWORKSは、J.A.M E.S社の3次元設計の中心です。「設計のすべての段階でSOLIDWORKSを使用しています」と、技術設計エンジニアのPascal Fischer氏は語ります。「SOLIDWORKSの最も重要な特長は、すべてをパラメーター化できることと、DXFファイルをスケッチに追加できることです」

Baltes氏は次のように続けます。「SOLIDWORKSとCST[Studio]である程度、満足のいく経験を積みました。次にやるべきことは、オフラインの業務を3DEXPERIENCEプラットフォームでオンライン化することでした。これにより、拡張性が向上し、将来の成長の基盤が得られます」

さらに、3DEXPERIENCEプラットフォームを使用することで、オフィスの普通のノートPCを使ってクラウドでシミュレーションを実行できます。Baltes氏は次のように結びます。「当社の経営陣は、プロジェクトの進捗状況をオンラインで確認できるようになりました」

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