LightSpeed Photonics:光の速さのコンピューティング

高度な光インターコネクトメーカーである同社は、SOLIDWORKSと3DEXPERIENCEプラットフォームを活用し、開発サイクルを25%削減し、コラボレーションを大幅に改善し、試作の必要性を減らし、手戻りも業務を減少させました。

課題

革新的なレーザー駆動フォトニクス データ転送テクノロジーを共同で迅速かつコスト効率よく開発する。これにより、データセンターの設置面積を大幅に削減し、電力消費を既存テクノロジーの半分にし、データ帯域幅を最大10倍に高速化することで、クラウドデータストレージと人工知能(AI)テクノロジーの進展に伴う高速データ転送ニーズに対応する。

解決策

SOLIDWORKS設計ソフトウェアを実装し、3DEXPERIENCE Worksのモデリング、設計、プロジェクト計画、シミュレーション、データ管理、コラボレーション、コミュニケーションの各ソリューションを追加して、3DEXPERIENCEプラットフォーム上のクラウドでの製品開発を活用し、インドとシンガポールのオフィスをつなぐ。

結果

  • 開発サイクルを25%短縮
  • コラボレーションの効率が向上
  • シミュレーションの使用で試作が減少
  • 精度向上による手戻りコストの削減

LightSpeed Photonics社は、革新的なレーザー駆動フォトニクス データ転送テクノロジーを開発しています。電力消費量は従来のテクノロジーの半分に抑え、データ帯域幅を最大10倍に高速化し、さらにデータセンターの設置面積を大幅に縮小しています。

同社は2020年に設立され、現在はシンガポールとインドに拠点を置く同社の製品は、高速電気信号を光信号に変換することで、加速するデータ送信の需要の高まりに対応しています。これは本質的に、電気を光に変換しながら、物理的にコンピュータ チップの近くで処理されます。

このデータは光ファイバーやレーザーを使用した無線方式で送信されたあとに、受信側で電気信号に変換されます。このような光ベースの接続をコンピューティング ハードウェアに直接統合することで、Lightspeed Photonics社の製品は、サーバーを高速化し、消費電力を削減し、より多くのデータを処理し、そして設置スペースを減らします。

Lightspeed Photonics社、ダッソー・システムズのSOLIDWORKS® 3D設計ソフトウェアを使用

超小型アセンブリを正確に設計

Lightspeed Photonics社では、ダッソー・システムズのSOLIDWORKS® 3D設計ソフトウェアを当初から使用して、革新的な光インターコネクト用のアセンブリのほか、同社のテスト機器用の治具、工具を開発しました。 

「最終製品アセンブリにまとめられる非常に小さな電気機械部品を設計しています」と製品マネージャーのRaghuveer M氏は説明します。「SOLIDWORKSで3次元に可視化せずにこのアセンブリを理解することは簡単ではありません。この設計について、アセンブリ パートナーなどの関係者と効率的にコミュニケーションする必要があります」

CEOのRohin Y氏は次のように述べています。「3DEXPERIENCE®プラットフォームに移行することにしたのは、電子、機械、光学設計などの開発工程は分野横断的で、別の国に拠点があり、専門分野が異なる複数のチーム間でコラボレーションする必要があるからです」

超小型アセンブリを正確に設計

関連リソース

3DEXPERIENCEプラットフォームに移行することにしたのは、電子、機械、光学設計などの開発工程は分野横断的で、異なる国に拠点がある、専門分野が異なる複数のチーム間でコラボレーションする必要があるからです。開発が進むにつれ、EMI/EMC(電磁干渉/電磁両立性)解析用の3DEXPERIENCE SIMULIAソリューションを使用するなど、追加のソリューションにアクセスすることが必要になってきます。3DEXPERIENCEプラットフォームを使用すると、必要なソリューションを必要なときに追加して、プラットフォームですぐに使用できるため、組織とソリューションが自動的に拡張されます。

Rohin Y氏

CEO

長距離でもシームレスに連携

異なる分野の専門家が異なる国にいても、2,000マイルの海を隔てた場所から、同じオフィスにいるかのようにコラボレーションして働くことができます。さらに、ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE Worksソリューションを追加することで、クラウドでデータを透明性高く管理できます。これにより、厳格なリビジョン管理を維持しつつ、データをセキュアに保護できます。

「2つのオフィスの部門横断的なチームが常に最新のリビジョンで作業しているため、設計サイクルが25%短縮しました」と、Raghuveer M氏は述べています。「どちらかの場所で誰が設計作業をする場合でも、厳格なリビジョン管理と情報の一元化が常に可能です」

SOLIDWORKS Simulation Premium非線形解析ツール

予期せぬ問題と手戻りを削減

LightSpeed Photonics社では、2つのオフィス間の効率的かつ効果的な、クラウドでのコラボレーションにより、時間とコストを削減するだけでなく、SOLIDWORKS Simulation Premiumの非線形解析ツールも活用して、時間とコストを削減しています。こうしたツールにより、設計と試作の繰り返しの回数が減っていると、Raghuveer M氏は強調します。「当社は、数多くの非線形応力と反りの解析や、熱解析、時には振動解析を行っています。設計検証にシミュレーションを使用することで、反復回数を減らし、予期せぬ作業や手戻りをなくしています」

Rohin Y氏は次のようにも語っています。「高品質の製品を迅速かつ効果的に市場に投入するには、設計の反復回数を減らすだけでなく、手戻りを完全になくす必要もあります。SOLIDWORKSのシミュレーション ツールと3DEXPERIENCEプラットフォームの使用は、この目標達成に役立っています」

使用製品:

  • SOLIDWORKS Premium CAD
  • SOLIDWORKS Simulation Premium
  • Collaborative Designer for SOLIDWORKS
  • Collaborative Industry Innovator
  • 3DCreator
  • 3DSculptor
  • 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS Simulation Designer
  • Project Planner

3DEXPERIENCE WorksとSOLIDWORKSの詳細

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