Powerflex社、SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksをデジタル トランスフォーメーションに活用

Powerflex社は、設計、環境認定、製造の分野で高度なエンジニアリング サービスを提供しているイタリアの企業です。その革新的なターンキー ソリューションは、電気医療、航空宇宙、地震計、防衛、エネルギー、鉄道などの業界の精密な電子機器を安全に取り扱い、輸送し、収容します。同社の製品は、ワイヤ ロープ アイソレータやラバー マウントから、ICTラックやコンテナまで多岐にわたります。そのすべてが、衝撃や振動から身を守る機械式アイソレータを装備しています。

主なエンジニアリング サービスとしては、機械設計および電気システムの設計、構造および熱有限要素の高度な解析、振動音響の測定、信号の解析があります。環境ラボでは、圧縮、熱、振動、落下、音響など、実際の環境で発生する物理的な力を使った試験を数多く実施しています。

過去25年間にわたり、金属製ケーブル ショック アブソーバーや、電子機器と電気機械機器を絶縁するための機構の生産から始まり、社内における研究開発の設計、生産、テストを大幅に強化し、革新を目指したダイナミックな手法で、対象領域を徐々に広げていきました。

デジタル版と実物版のテストと解析の両方が、ターンキー製品ソリューションを提供するための同社の工程に組み込まれています。

単純な部品から複雑なアセンブリまで、設計上の問題を効率的に特定して解決できる、信頼性の高いソフトウェアをPowerflex社は必要としていました。「当社は、他にもいくつかの異なるプロジェクトに取り組んでおり、それぞれに独自の特異性[と課題]があります」と研究および新製品開発責任者のGiulio Scavone氏は述べています。「3DEXPERIENCE®プラットフォームのおかげで、すべてのエンジニアが1つの共同作業環境を介してつながるようになり、すべてのプロジェクトに関する情報の共有が改善されました」と同氏は続けます。また、Powerflex社の経営陣が会社全体のワークフローを改善する際にも、3DEXPERIENCEプラットフォームが貢献しました。

最高財務責任者兼共同創設者のRiccardo De Lucia氏は、3DEXPERIENCEプラットフォームの導入により、同社のデジタル トランスフォーメーションが加速し、日々、革新性を増していくという目標を達成しやすくなったと述べています。プロジェクトの品質を向上させ、市場投入までの時間を短縮し、ペースの速い職場環境で発生しがちな典型的な意識のズレを最小限に抑えることを目指しています。「クラウドベースのツールを導入したことで、日々の業務を改善し、手戻りを減らし、プロジェクトの非効率性を排除しました」とDe Lucia氏は強調します。同氏はこう締めくくります。「このデジタル トランスフォーメーションにより、仕事のやり方や共同作業の方法を新しく改めることができました。つまり、市場投入までの時間を一貫して短縮する[できる]ということです」