SFC社、3DEXPERIENCE SOLIDWORKSで設計ミスを40%削減

インドを拠点とする世界的企業であるSFC Environmental Technologies Pvt. Ltd.社は、都市下水などの廃水の処理、固形廃棄物の処理、太陽光による汚泥乾燥システムのための先進的な技術や設備を提供しています。ターボ ブロワやディスク フィルターなどの未来指向の技術、さらに、包括的な設計、エンジニアリング、調達、プロジェクト管理の各サービスも提供しています。

同社は2004年の設立で、2022年8月までは、廃水処理システムの開発に、AutoCAD®とBentley Systemsの2次元設計ツールを使用していました。データ管理とリビジョン管理の機能がないうえに、全体的な効率の悪さと問題の多さもあり、遅延やミスが発生していました。エンジニアリング部門責任者のMandar Desai氏は次のように説明しています。「リビジョン データがないため、製品のコスト最適化ができない状態でした。設計メンバーと購買部門が効果的にコラボレーションしておらず、すべてのデータがローカル ドライブに保存されているため、[履歴]データとリビジョン データを追跡することが困難でした」

 

3DEXPERIENCE® Worksソリューションに移行することで、SFC社はデータ管理とリビジョン管理に関する問題を解決しました。「3DEXPERIENCE Worksのデータ管理では、データはクラウドに保存され、体系的に整理されるため、いつでもどこからでもアクセスできるようになりました。そのおかげで、チーム間でシームレスに共同作業ができるようになりました」とDesai氏は語ります。「こうした機能により、3DEXPERIENCEプラットフォームでチーム メンバーが行った設計変更が自動的に追跡されるようになり、製品ライフサイクル管理(PLM)が可能になりました」

設計リビジョンを完全に管理できるようになったため、設計ミスを40%削減し、設計の再利用率を100%向上させることができました。また、品質と性能をさらに向上させるために、3DEXPERIENCE SOLIDWORKSのシミュレーション機能を活用して設計概念を検証しています。Desai氏は「設計検証機能により、設計の検証、潜在的な問題の特定、コストの最適化に必要な変更を行うことができ、製品の品質とコスト効率の向上につながりました」と説明します。3DEXPERIENCE SOLIDWORKSによって既存の2次元データから3次元データへの移行が可能になり、移行が効率化され、最新の設計ツールの利用が促進されました」

コラボレーションにより、設計サイクルを短縮

「3DEXPERIENCE Worksソリューションは、データ管理とリビジョン管理を大幅に改善し、設計チーム間のシームレスなコラボレーションを可能にし、進化するプロジェクト要件に基づいて設計変更を迅速に取り込めるようにします」とDesai氏は付け加えます。「3DEXPERIENCE Worksソリューションでは、コラボレーションの強化、データ管理の簡素化、設計検証の効率化を図ることができ、製品開発工程の成功とコスト効率の向上につながりました」と同氏は締めくくります。コラボレーションの向上、リビジョン管理の強化、検証ツールにより、SFC社はわずか1年で設計サイクルを30%短縮し、市場投入までの期間を25%短縮できました。