SM-Iprom社、最先端のロボット オートメーション ソリューションの設計時間を短縮

SM-IPROM(Industrial Prototype Machines)社は、1981年にギリシャのテッサロニキで設立されました。同社は当初、木材加工機と自動溶接機およびバリ取り機を製造していました。

SM-IPROM社は現在、高度な技術と専門知識を活用して、木材、金属、その他の素材に合わせて調整された革新的な機械の製造に加え、ロボット溶接装置、研削装置、パレタイジング装置の製造を専門にしています。その他には、設計、保守/交換部品、プログラマブル ロジック コントローラ(PLC)/ロボット プログラミング、リモート制御アクセスなどのカスタム ロボット オートメーション ソリューションを、ギリシャおよび世界中のさまざまな業界に提供しています。

最近のプロジェクトとしては、冷却パイプ設置用の回転組立機や、暖炉、ストーブ、ボイラー業界向けのファナック ロボット溶接ソリューションを手掛けています。

機械設計エンジニアのStefanidis Antonis氏が会社を引き継いだのは2007年です。機械やアプリケーションの標準化に対するニーズが高いため、SM-IPROM社の設計工程に3次元CADソフトウェアを新しく導入する必要性があると考えていました。

ダッソー・システムズの販売代理店であるAlfaSolid Works社と協力し、研究開発部門にSOLIDWORKS®を導入しました。

「SOLIDWORKSは、使い勝手に優れた、パラメトリックなソフトウェアです。設計時間の短縮、新製品の開発、アセンブリの管理、設計品質の向上を達成することができました」とAntonis氏は語ります。

さらに次のように続けます。「SOLIDWORKSには多くの利点があります。その1つは、各種のアドイン アプリケーションが揃っていることです。そのアプリケーションで、さまざまな問題を解決することができます。その1つがSOLIDWORKS Electricalです。機械設計と電気システム設計の連携がこれまでで最も効率的になりました」

SM-IPROM社は、機械の技術仕様が高度で複雑なこと、部品点数が多いことから、AlfaSolidが販売しているSolidCAMソフトウェアも同時に導入し、SolidCAMのiMachiningソフトウェアを使用して生産工程を強化するようにしました。

「iMachiningを使用することで、加工時間を50%以上短縮し、切削工具のライフサイクルを向上させることができました」とAntonis氏は語ります。

工具と、その工具固有の方法により、同社は生産工程を安定化させ、ロボット アプリケーションとオートメーションの開発を成長させることができました。

テクノロジーとインダストリー4.0の進歩に伴い、今後の成長を確実にするために、SM-IPROM社には、すべてのアクティビティを1つのオンライン ワークスペースに取り込む包括的なビジネス プラットフォームが必要であるとAntonis氏は考えていました。

3DEXPERIENCE®プラットフォームを追加することで、個人、チーム、社外の共同作業者が簡単かつ安全に共同作業を行えるようになりました。3DEXPERIENCEプラットフォームでは、すべての作業がクラウドの1か所に集約されます。「今では、3DEXPERIENCEを通じて作業者がCADファイルを検索し、共有できるようになり、生産性にさらによい効果が生まれています」と、Antonis氏は語ります。

SM-IPROM社のビジョンは、さまざまな業界で革新的なロボット オートメーション ソリューションを提供する大手プロバイダーになることです。SOLIDWORKSと3DEXPERIENCEプラットフォームがそのビジョン実現を後押ししています。