Verve Motion社、ウェアラブル ロボットにより健康を害することなく重い荷物の持ち上げを実現

Verve Motion社が、3DEXPERIENCEプラットフォームでSOLIDWORKSを使用することで、世界中の数千人におよぶ作業員が重い荷物を簡単に持ち上げられるよう支援する革新的な「ウェアラブル」ロボットを製作している様子をご紹介します。

課題

世界中の倉庫、流通センター、作業現場の従業員のために、毎日最大50,000ポンド(約22.7トン)まで持ち上げることによる影響を軽減する。世界初のインテリジェントなウェアラブル ロボット デバイスの試作品を効果的に作成して、実際の製品を仕上げるための、設計およびコラボレーション環境が必要。

解決策

3DEXPERIENCE® Worksのコラボレーション、データ管理、コミュニケーションの各ソリューション(Collaborative Designer for SOLIDWORKS®、Collaborative Industry Innovator、3DSwymerの各ロールを含む)を追加し、SOLIDWORKSと組み合わせて使用することで、ロボティクス、アパレル デザイン、運動科学における先進技術を活かしてSafeLift Suitを製作する。

結果

  • ダッソー・システムズのスタートアップ プログラムを利用して一から製品を開発
  • 3Dプリント試作品ごとの製作時間を短縮
  • コミュニケーション、コラボレーション、ドキュメント、データ管理を改善
  • 3週間ごとに設計試作品を更新

人工知能(AI)が現在持つ能力、そして将来持つと予測される能力に関して、ニュースやインターネットでさまざまな憶測が飛び交っています。そのため多くの労働者が、AIやロボットに自分の仕事が奪われるのではないかと危惧しています。しかしある業界の作業者だけは、AIにより大幅に仕事が楽になり、保護される可能性があります。

世界中の倉庫、流通センター、作業現場で働く従業員たちは、毎日何百万ポンドもの消費財、ハードウェア、装置、食料品を持ち上げています。当然のことながら、50,000ポンドまで毎日、数百回の動きの中で持ち上げると、筋肉疲労や背中の怪我につながります。企業にとっては、医療費の増大、離職率の増加、生産性の低下を意味します。

これを世界的な視野にまで広げて考えると、このような重労働を行う作業者をロボットの力でサポートすることにより、特に消費者の需要が増加している現在、サプライ チェーンを円滑化するとともに、経済的なメリットも実現できることがわかります。

関連リソース

持ち上げ作業をサポート

マサチューセッツ州ケンブリッジのスタートアップ企業Verve Motion社は、ロボティクス、アパレル デザイン、運動科学に関する先進技術を組み合わせて、世界初のインテリジェントなウェアラブル ロボット デバイス、SafeLift Suitを製作しました。

SafeLift Suitは、専用のセンサーと独自のハードウェアを組み合わせて、使用者が重いものを持ち上げていることを認識し、電動バックパックと、接続されたサイ ラップを介して使用者の持ち上げ作業をサポートします。8つのカスタマイズ ポイントを備え、5フィート(約152センチ)から6フィート6インチ(約201センチ)までの背丈に合わせて簡単に調整できます。カスタマイズした後は、わずか30秒で装着できます。柔軟性と通気性に優れた素材が使用されているため、作業者の日常的な動きを妨げません。両肩に取り付けるリチウムイオン バッテリーは数秒で交換でき、10~12時間、およそ3,000回の持ち上げ作業を容易にサポートできます。

ソフト バックパック デバイスの重量は6.5ポンド(約2.9キログラム)未満です。このシステムは、基礎となる筋肉組織と並行して動作し、持ち上げ時に着用者の生物学的筋肉の負荷を最大40%軽減します。これにより、身体の疲労やストレス、負傷が軽減されます。さらに、胴体と大腿部に取り付けるウエスト ラップとサイ ラップに搭載された慣性センサーがモーション データを収集して危険な動きや安全でない動きを特定し、オンライン ポータルを介して着用者と監督者に明確かつ実用的なレポートを提供します。

迅速な製品開発

Verve Motion社では、ハーバード大学のバイオエンジニアリング ラボで設計開発された技術を基盤として活用しています。スタートアップ企業である同社のエンジニアは、ダッソー・システムズのスタートアップ プログラムを通して、SOLIDWORKS®および3DEXPERIENCE® Worksの両方を利用し、SafeLift Suitバックパック ロボットを開発しました。デザイン、機械的な構造、電気、アパレルは、SOLIDWORKSで設計および開発されました。クラウドベースの3DEXPERIENCEプラットフォームを使用し、コラボレーション、ドキュメント作成、データ管理を行いました。

Verve Motion社はハードウェアの会社ですが、数週間ごとに新しいリリースを作成し、SOLIDWORKSモデルから直接3Dプリントしています。この機能は同社にとって欠かせないものです。マーケティングおよび販売事業責任者のIlya Mirman氏は、次のように述べています。「扱うジオメトリは複雑です。アセンブリを統合できます。1つの特定のツールにコミットする必要はありません。新しいリビジョンができ上がったら、すぐにプリントすることができます。新世代のプリンターを利用できることは、大きなメリットです。3Dプリンターでは、大きな造形サイズでも迅速にプリントでき、さまざまな材料を使用することができます。3Dプリントを活用することで、速やかに生産に移行することができます」

3DEXPERIENCE WorksおよびSOLIDWORKSの詳細

SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksソリューションについてご質問はありますか?

SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksソリューションにより、新たなアイデアから、優れた製品を迅速に実現することができます。