ご要望にお応えします

例年、ユーザーの皆様からは当社のソリューション ポートフォリオに対して改良のご要望が数多く寄せられています。すべてのご要望を精査した後に当社が取り組む優先事項を定め、毎年9月のメジャー リリースや年間のサービス パックで改良後のサービスを提供しています。SOLIDWORKS 2020のリリースでは、パフォーマンスの向上、ワークフローの効率化、クラウド内でのコネクティッド設計エコシステムを実現しています。当社の設計から製造を網羅する製品群はシームレスな統合型ソフトウェア ツールであり、概念設計から製造までの工程をネイティブのSOLIDWORKS環境で迅速に実施できます。下記にハイライト表示した新機能の一部をご確認ください。

パフォーマンスの向上

図面、アセンブリ、シミュレーションのパフォーマンス向上により大型アセンブリの設計と設計の検証をスピードアップします。新しい「詳細設定(Detailing)」モードで図面を瞬時に開き、図面の注釈を追加/編集できます。新しいEnvelope Publisher(エンベロープパブリッシャー)を使用して、トップレベルアセンブリのコンポーネントをサブアセンブリのエンベロープとして含めることにより、設計速度を向上させます。ドラフトエレメントと高品質エレメントを含むハイブリッドメッシュにより、シミュレーションをさらに高速に実行します。

ワークフローの効率化

設計、シミュレーション、製造工程を改良することでワークフローがシンプルになり、市場投入期間の短縮や製品品質の向上、製造コストの削減を実現できます。部品をフレキシブルにする(Make Part Flexible)機能を使用すると、設計時間を削減するだけでなく、部品表の正確性も確実に向上できます。スケッチの新しい機能、シルエット エンティティ ツールを使用すると、複数のシルエットのエッジをすばやく選択できます。シミュレーション評価は、シミュレーションを成功させるために、シミュレーション スタディを検証して設定が最適かどうかを判断します。

設計から製造までを網羅するクラウド内のコネクティッド エコシステム

3DEXPERIENCE®プラットフォームおよび、製品開発のあらゆる要素に対応する広範なソリューションとのシームレスな接続を介して、SOLIWORKSをクラウドに拡張することができます。SOLIDWORKSのデスクトップと、3D Component DesignerおよびProject Plannerを併用することで、製品データ、プロジェクト、ライフサイクルを管理できます。xShapeアプリなどを搭載する新しい細分化モデリング ソリューションである3D SCULPTORを使用すると、幾何的でない複雑な形状のモデルを簡単に作成できます。カスタマイズしたダッシュボードをすばやく設定して3Dモデルを再生するとともに、データを安全に共有できます。Business Innovationを使用することで、すべての操作をクラウド内で実現します。