Challenge
グローバル経済の影響で増え続ける生産需要に応えつつ、高品質な製品を提供する。
Solution
SOLIDWORKS Standard、SOLIDWORKS Professional、SOLIDWORKS Premium、SOLIDWORKS Simulation Professionalを導入する。
Results
- 設計時間を最大50%削減
- 機械の生産が15倍に
- 業界の求めるスピードとリアリズムを実現
- 以前の設計を後続製品に再利用
グローバル経済の影響で増え続ける生産需要に応えつつ、高品質な製品を提供する。
SOLIDWORKS Standard、SOLIDWORKS Professional、SOLIDWORKS Premium、SOLIDWORKS Simulation Professionalを導入する。
ALKA Groupは、1971年に100平方メートルの小さな金属加工工場からスタートしました。現在では、25,000平方メートルの屋根付き施設、15,000平方メートルのオープンスペース施設、2,800平方メートルの本社という3つの拠点を構えるトルコの大手メーカーに成長しています。また、ドイツ、ルーマニア、イタリア、イラクに支社があり、会社全体で年間15万トンの鋼鉄を生産しています。同社の工場、設備、製品は、国際テスト規格の認証を受けており、使用する原材料の質、同社の設備、サービス、製品も国際規格の認定を取得しています。市場で大きなシェアを獲得しているALKA Groupは、世界有数の企業としても認められています。世界41か国への輸出実績があり、トルコが100%所有する企業です。
ALKA Groupが扱う製品には、ガードレール、製鉄、遮音壁、木製ガードレール、電線、再生可能エネルギー工場などがあります。ALKA Groupは、さまざまな大学で構成された諮問委員会と連携しながら、同社の専門家管理チームが経営を行っています。このビジョンにより、現代の変化し続ける需要に応える創造的な製品が、日々同社のラインナップに追加されています。
ALKA Groupは、Armada Yazilimのトルコでのビジネス パートナーであり、2009年に初めてSOLIDWORKSソフトウェアを導入して以来、現在は7つのライセンスを有しています。 同社は、この2年間、SOLIDWORKS Simulation Professionalパッケージを使用しています。2011年からは、SOLIDWORKS Premium、Professional、Standardの各パッケージも導入しています。ALKA Groupの研究開発部門は、Armada Yazilimの主要サービスの1つであるArmada Portalを頻繁に活用しており、このポータルがこの5年間の成功に多大な貢献をしたことをALKA Groupも認めています。
当社の成型プロセスにSOLIDWORKSは最適です。SOLIDWORKS製品は、社内の様々な部門で活用されているため、部門間の垣根がありません。設計段階で技術的な疑問が生まれると、Armada Yazilimのスタッフがすぐに回答してくれます。
以前のトルコでは、くぎ打ち機を輸入していましたが、ALKA Groupがその製造を開始しました。他のアプリケーションを使った設計プロセスはたいてい6~7か月かかっていましたが、SOLIDWORKSの導入により設計期間が50%短縮されました。わずか3か月で3次元設計を作成し、製品を市場に出せるようになったのです。
このプロジェクトの開発段階では、シートの拡張などすべての部品や詳細を盛り込んだ図面をSOLIDWORKSで作成しました。同社の研究開発部門は、SOLIDWORKSのビッグ ピクチャー機能を使用して製造工程全体を表示し、時間の節約だけでなく、機械の生産を15倍にすることにも成功したのです。
SOLIDWORKSのこの機能のおかげで、研究開発部門の対応範囲を広げることが可能になりました。この5年間で、金型や自動車製造、エネルギーといった従来の業界だけにとどまらず、さまざま業界の顧客を増やしています。ALKA Groupでは、自動車業界向けのトレーラ製造や、太陽エネルギー システムにもSOLIDWORKS Simulationプログラムを活用しています。
研究開発部門の責任者、Gökhan Duman氏はこう言います。「当社の成型プロセスにSOLIDWORKSは最適です。SOLIDWORKS製品は、社内の様々な部門で活用されているため、部門間の垣根がありません。設計段階で技術的な疑問が生まれると、Armada Yazilimのスタッフがすぐに回答してくれます」
ALKA Group研究開発部門の責任者であるGökhan Duman氏とAlphan Sulu氏は、当部門設立の経緯や同社での仕事、SOLIDWORKSアプリケーションについて次のように説明します。「ALKA Groupから生まれた革新的なアイデアの結果として、当社オーナーのÖmer氏とAkman氏は研究開発部門を作る決断を下しました。私たちのチームは、設立から6年になります。私たちがSOLIDWORKSを選んだ主な理由の1つは、設計段階で過去の作業を容易にリサイクルできることです。設計が機能的ですし、時間もかかりません。また、何回もテストや実験を行えるため、日々少しずつ前進することができます」
ALKA Groupの研究開発部門のメンバーは、業界をリードし、競合他社の先を行くため、懸命に仕事に取り組んでいます。Duman氏によれば、ALKA Groupの成功により、外国企業がトルコに高い関心を寄せており、その結果、研究開発部門には高い競争心と革新的な意識が生まれていると言います。また、ALKA Groupは、入札の安全基準を守りつつ、より経済的なソリューションを提供することを目指しています。Duman氏は、この目標を達成するために、SOLIDWORKSの充実した設計機能と、コアな部分のアプリケーションに機能を追加できる拡張性を経営陣に訴え、SOLIDWORKSのメリットを理解してもらうことに成功しました。SOLIDWORKSが会社全体に普及するまでに少し時間がかかりましたが、関連部門がSOLIDWORKSの解析機能を使用するようになったことで、プロセスが発展するようになったと彼は力説します。その結果、特許を取得できるようになり、スペインやイタリアなどのグローバルな試験・分析企業から注目される存在になりました。
ALKA Groupは、SOLIDWORKSを使用した設計作業についてお客様に情報を提供し続けるため(さらに、特定の国で適用法令を遵守するため)、今後もSOLIDWORKS Composer™ライセンスに投資していくとDuman氏は説明します。同社は、公共事業や、EUおよびそれ以外の国でのプロジェクトにもSOLIDWORKS Composerを活用していく意向を示しています。さらに、SOLIDWORKS ComposerはAndroid™およびiOS®と互換性があるため、研究開発部門の活動が明確に説明できることや、より効果的なコミュニケーションのために、マーケティング部門がSOLIDWORKS Composerを活用していることにも言及しています。
ALKA Groupは、41か国でSOLIDWORKSを使用しています。Duman氏によると、同社はイスタンブールで3番目となる吊り橋の保護システムに応札しています。ボスポラス大橋やファーティフ スルタン メフメト橋のときと同じように、ヤウズ スルタン セリム橋のモデリング プロセスの一部にもSOLIDWORKSを使用しています。Duman氏は、膨張部分が安全に設計されるよう、研究開発部門は根気強く努力を重ねていると説明します。
ALKA Groupの研究室は、SOLIDWORKSを有効活用しながら日々進化を遂げています。結果として、高品質の製品を低価格で提供することを可能にしています。ALKA GroupではすべてのSOLIDWORKSソリューションに対し保守契約を結んでいますが、これらの契約を延長する意向があることも表明しています。これは、将来、同社がアプリケーション スイートのすべての新機能を利用する必要があると考えているためです。