Clearvision optical社

1949年にClearVisionを設立したFred Friedfeld氏が目指したのは、質の高い製品と優れたサービスを通じて、独立系アイケア専門店に優れた体験をもたらすことでした。現在、David Friedfeld氏とその息子は、品質とサービスの改善に引き続き取り組んでいます。ClearVision Opticalはこれまでに、一般光学業界のリーダーとして数々の賞に輝き、BCBGMAXAZRIA®、BluTech®、Ellen Tracy®、IZOD®、Jessica McClintock®、Op®、Revo®、Steve Madden®など、数々のトップ ブランドのアイウェアとサングラスのデザインと販売を手がけています。

さらに、ClearVisionは、Aspire®
Eyewear、ClearVision®コレクション、Dilli Dalli®小児用アイウェア、
DuraHinge®、Junction City®、PuriTi®、Red Raven®などのオリジナル ブランドも生み出しています。同社は、株式非公開のままグローバル企業に成長し、米国はもちろん全世界40ヶ国のアイウェア専門店や消費者に製品とサービスを提供しています。

最近発売されたAspire Custom Eyewearコレクションは、高いファッション性と耐久性を兼ね備えたカスタム アイウェアです。ClearVisionは、同社のSOLIDWORKS® 3D製品設計データを活用し、カスタム アイウェア構成をオンラインでサポートしたいと考えていました。それまでのアイケア専門店のパートナーは、電話やWebでカスタム オーダーを受けるすべがなく、顧客とともにオプションを自由に検討することができませんでした。プロダクト エンジニアのPia Taveras氏によると、ClearVisionが必要としていたのは、構成、オーダー、フルフィルメントをオンラインで自動化するソリューションでした。

「私たちは、アイケア専門店がAspireブランドをオンラインで構成してオーダーできる、コスト効率に優れたソリューションを模索していました。そんなとき、3Dプリントの展示会でSOLIDWORKS Sellに出会ったのです」とTaveras氏は語ります。「SOLIDWORKS CADソフトウェアは、すでに自社製品の設計に使用していて、使い慣れていたので、先行投資や導入作業は不要でした。そのため、利益の一部でまかなえると判断し、Aspire Customの立ち上げをサポートするテクノロジーの導入を決めました」

「オンライン オーダー、カスタム ファッション、受注生産のトレンドはひしひしと感じています」と、マーケティング スペシャリストのJake Friedfeld氏はコメントしています。「SOLIDWORKS Sellテクノロジーは、かつて見たことがないほど使いやすいオンライン コンフィギュレータでした。だからこそ導入を決めたのです」

Webを介してアイウェア レンズをカスタマイズ

SOLIDWORKS Sellの導入は簡単でした。Aspire Custom Eyewearを構成するレンズ、ブリッジ、エンド ピース、テンプル アーム、テンプル ティップといった22点の個別パーツをSOLIDWORKSからアップロードし、SOLIDWORKSのインテリジェントな合致 テクノロジーを駆使してパーツ間の接続部を作成するだけでした。追加された12種類のレンズ形状と18種類のカラー バリエーションにより、ユーザーは100万通り以上の組み合わせで自由にカスタマイズし、リアルタイムでオーダーすることができます。

「Aspire Customライン用のCADファイルは、オンライン コンフィギュレータを立ち上げる数ヶ月前に作成しました」と、Taveras氏は説明します。「そのCADファイルをSOLIDWORKS Sellにインポートして組み合わせて、接続部を作成し、コンフィギュレータとして立ち上げるのはとても簡単な作業でした。Aspire Customコレクションは、ユニークなカラー、形状、強度、カスタマイズで知られています。独自のナイロン ポリマー素材で強度を確保し、SOLIDWORKS Sellでカスタマイズをサポートしています。」

SOLIDWORKS Sellを活用して
Aspire Custom Eyewearのオンライン コンフィギュレーションをサポートすることで、ClearVisionは、新たなオンライン オーダー テクノロジーのノウハウを獲得しただけでなく、あらゆる期待を超える成果を上げることができました。「当社のCEOがAspire Customの構成用にSOLIDWORKS Sellの使用を承認したとき、コンフィギュレータを使ったオーダーが全体の1%以上を占めるとしたら驚きだとコメントしていました」と、Taveras氏は語ります。

「現在、Aspire Customオーダーの75%は、SOLIDWORKS Sellコンフィギュレータで、ある程度カスタマイズされています」と、Taveras氏は続けます。「これは私たちにとって驚きでした。コンフィギュレータは誰でも試せますが、SOLIDWORKS Sellを使って発注できるのは、現時点ではアイケア専門店のパートナーだけなのです。このカスタマイズ アプローチを市場と顧客が望んでいるという事実を如実に表していると感じています。」

受注から決済までの自動オーダー

SOLIDWORKS Sellは、フロントエンドでのAspire Customオーダーに関わるオンライン コンフィギュレーションだけでなく、ClearVision社内での受注決済プロセスのバックエンド効率にも貢献しています。「当初、私たちはSOLIDWORKS Sellテクノロジーを活用することで、有望な製品の認知度を高め、オーダー数と売上を伸ばしたいと考えていました」とTaveras氏は指摘します。「しかし、今ではSOLIDWORKS Sellのパーツやカラーに関するSKU番号の一覧性のメリットにも注目しています」

「私たちはさまざまな形でオーダーを受けます。直売部門やアイケア専門店のパートナーはもちろん、今やSOLIDWORKS Sellからも直接オーダーが入るようになりました」とTaveras氏は続けます。「どこからオーダーを受けるにせよ、電話連絡を待ったり、担当者の訪問を待ったりする必要はありません」

「ClearVisionによるSOLIDWORKS Sellの導入は、新たなテクノロジーへの投資が確実に効果を発揮する具体例になります」と、Friedfeld氏は強調します。