停留所、ベンチ、プランター、テーブル、イスなど、魅力的な屋外用家具をデザインし、美しさとスタイルを屋外景観に加えることで、Landscape Forms, Inc.は40年間にわたり成長してきました。Landscape Formsは、工業デザイナー、建築家、景観設計家など、世界に名だたるデザインパートナーと協力することで、屋外用家具にファッション性をもたらしてきました。製品設計にスタイリッシュな形状、ユニークな設計手法、革新的な素材を適用することで、Landscape Formsは屋外スペースの質を高めるという使命を達成しています。
2002年までは、AutoCAD®およびCADKEY® 2次元設計ツールを使用して自社製品を開発していましたが、製品コレクションの構築などによって製品ラインの拡大が進み、3次元設計プラットフォームによる生産性の強化が急務になりました。「使用していたツールが時代にそぐわなくなりました」とCADエンジニアのTodd Halstead氏は語ります。「デザイナーとの連携で効率アップを図り、大胆な拡大目標を達成するために、部品を変更して組み立て段階でアップデートできるようにするなど、3次元パラメトリック設計ソフトウェアの利点を活用する必要がありました」
Landscape Formsは市販の3次元システムの検討を始めましたが、最初に評価したパッケージを超えるシステムは見つかりませんでした。それがSOLIDWORKS設計ソフトウェアでした。「デモを見た瞬間、これ以上探す必要はないと悟りました」とHalstead氏は当時を振り返ります。「SolidWorksは使いやすく、革新的な設計ビジュアル化ツールが含まれており、価格性能比も優れていました」
SolidWorks PremiumおよびSolidWorks Professional設計ソフトウェアの導入以降も、Landscape Formsは、SolidWorks Simulation、SolidWorks Flow Simulation、SolidWorks Enterprise PDM (製品データ管理) ソフトウェアを始めとする他の統合SolidWorksソリューションを追加しています。
「シミュレーションやデータ管理ニーズが拡大しても、SolidWorksソリューションなら引き続き対応できます」とHalstead氏は指摘します。「設計パッケージでその実力を十分に実感しているので、あらゆる開発ニーズに対してSolidWorksソリューションを安心して追加できます」
景観設計の効率をアップ
SolidWorksツールにより、Landscape Formsは、製品ラインを350%拡大し、屋外用家具のフルコレクションを完成させ、同時に設計サイクルを30%短縮し、市場投入までの期間を15~20%短縮しています。Landscape Formsは、設計者のアイデアをソリッドモデルに迅速に変換するとともに、SolidWorks設計コンフィギュレーション機能で効率的に製品ファミリーを構成し、設計を最大限に再利用しています。たとえば、Plexus™ワイヤグリッド屋外ベンチには、合計314個のコンフィギュレーションがあります。
「私たちは設計コンフィギュレーションを毎日のように使用しています」とHalstead氏は強調します。「製品グループにはそれぞれ異なる取り付けスタイルがあります。コンフィギュレーションにより、そうした異なるすべてのモデルを1つのシステムで作成できます。こうしたSolidWorksのツールを使用することで、製品を迅速かつクリーンに市場にお届けすることができます」