Mary Kay Inc.は50年以上にわたり、満足度の高い高品質な化粧品を世に送り出してきました。創業者のMary Kay Ash氏は、テキサス州ダラスの小さな店からスタートし、世界中の350万人のMary Kay Independent Beautyコンサルタントと共に、女性たちが自分の人生を変える応援をするという夢を実現し、彼女たちを成功に導きました。今ではMary Kayは世界での年間売上が40億ドルに上る化粧品のトップ ブランドとなり、世界35か国以上で化粧品を直接販売しています。
Mary Kayは積極的に製品を開発し、企業の成長へと結びつけました。当初5種類だった製品が、今では200種類を上回る高級製品まで拡大しました。Mary Kayは製品群を拡大していく中で、女性が大好きなスキン ケア製品、メークアップ製品、フレグランス製品を見つけやすくしながら、さらなる売り上げも上げました。
当企業は2007年にSOLIDWORKS® Professional 3D設計ソフトウェアを導入し、高度な製品開発ツールを活用する決定を下したことで成功を収めています。上級産業デザイナーのJenny DeMarco Staab氏によると、設計概念のビジュアル表示を改善してほしいとか、高レベルの写実性で設計画像を提供してほしという声は、引き続き多いということです。
「SOLIDWORKS設計ソフトウェアには、製品の設計やさまざまな作業の実行に効果的なツールが揃っていますが、CAD画像や2D図面から、主要チーム メンバーが設計概念を推定するのがどうしても難しいようでした」とStaab氏は説明しています。「マーケティングと当社のインターナショナル チームにとっては概念を理解するのが難しく、また、時間をとって物理モデルを作成するしなければなりませんでした。これが承認が遅れる原因となりました。」
Staab氏は2012年のSOLIDWORKS Worldのの展示会場でSOLIDWORKS Visualizeソフトウェアを目にしたとき、レンダリング パッケージを検討していました。「SOLIDWORKS Visualizeソフトウェアが売り込んできたのは、ガラスの瓶がどれだけリアルに見えるかという『ガラス』の品質でした。」とStaab氏は強調します。「当社はガラスやプラスチックを多く扱っており、写真に最も近い画像を提供するツールを必要としています。別のパッケージでは、ガラスの品質は満足できるレベルに達しませんでした。そのため当社はSOLIDWORKS Visualizeに一本化することに決定しました。」
高いリアリズムが承認を早める
Mary Kayはパッケージング概念の写実的な画像をすばやく作成する機能を利用して承認を得るまでに必要な時間を短縮したことで、設計サイクルが短くなり、マーケティング資料も高品質のものになりました。たとえば、当企業のフィアレス コレクション(ラテン アメリカ市場で入手可能)向けのフレグランスのボトル開発で、Staab氏は設計のパートナーが概念を理解できなかったプロジェクトを救いました。
「当社のマーケティング グループは、外部の契約社員がフィアレス コレクションのボトルに対して行った作業が気に入りませんでした」とStaab氏は説明しています。「私はインターンと共同で作業して設計を刷新し、SOLIDWORKS Visualizeソフトウェアを利用して、当社の概念のリアリティの高いレンダリングを提示しました。これで再び開発が起動に乗っただけでなく、市場投入までの時間を50%短縮できました。」