Prent Corporationは、医療機器、電子機器、コンシューマー製品業界で使われるカスタムのプラスチック熱成形パッケージと関連システムの世界的トップメーカーです。Prentは50年にわたり、熱成形プロセスのパイオニアとして進歩的な業界標準を支えるさまざまな技術革新を提供してきました。同社はアリゾナ州、中国、コスタリカ、デンマーク、マレーシア、プエルトリコ、シンガポール、ウィスコンシン州に拠点を置き、医療機器業界向けカスタム熱成形パッケージでWorldStar Packaging Awardを15回受賞しています。これは世界中の他のどの医薬品企業よりも多い受賞回数です。
PrentはFortune 100企業の多くを顧客に持ち、最新の技術を活用して、さらに顧客に貢献できるように全力を尽くしています。最高情報責任者のSteve Zimmerman氏によると、これが熱成形パッケージ メーカーが2006年に他の3Dプラットフォームに対して使用したUnigraphics® 3D CAD/CAMソフトウェアを再検討することに決定した理由です。
「当社は他の3Dシステムを調べ、当社のグローバルな性質をサポートするよりよいソリューションがあるか見極めました」とZimmerman氏は振り返ります。「当社のパッケージ ソリューションに世界規模で増大する需要を受けて、開発時間を節約し、精度を向上させ、グローバルなコラボレーションを強化するため開発プロセスを効率化したいと思っていました。」
PrentはSolid Edge®、Pro/ENGINEER®、SOLIDWORKS®設計ソフトウェアを検討し、SOLIDWORKS設計および製造環境に一本化することを選択し、SOLIDWORKS Standard、SOLIDWORKS Professional、SOLIDWORKS Premium機械設計ソフトウェア、SOLIDWORKS Simulation Professional、SOLIDWORKS Simulation Premium解析ソフトウェア、SOLIDWORKS Gold Partner CAMWorks™加工ソフトウェアを導入しました。さらにSOLIDWORKS Electrical 3D設計ソフトウェアとSOLIDWORKS PDM Professional製品データ管理システムを加えました。
「SOLIDWORKS環境がより優れたソリューションであるのには複数の理由があります」とZimmerman氏は説明しています。「SOLIDWORKSは使いやすいソリューションです。実際、大学を出たばかりの数多くのエンジニアはその使い方を知っているので、改めてトレーニングを受ける必要がないほどです。当社の顧客とパートナーを結び付けるのにも適しており、統合された設計ツール、解析ツール、PDMツールを低価格で提供します。」
リビジョン管理を強化し、ワークフローを自動化
SOLIDWORKS PDMの導入により、Prentはそのワークフロー(製品開発と製造・組み立ての両方)を自動化し、リビジョン管理を強化しました。その結果、開発時間が短くなり、スクラップおよび手戻りが減り、間違ったバージョンの使用に関係するエラーをなくすことができました。「製造サイドでは、SOLIDWORKS PDMシステムの導入により、最新で最も正確な設計データに簡単にアクセスできるため、システムのペーパーレス化が大きく進み、自動化も強化され、問い合わせ件数が減りました」と製造エンジニアのCurt Nyhus氏は述べています。「疑問がある場合は、必要な情報のボルトをすばやく簡単に検索できます。」
Prentの製品開発グループはSOLIDWORKS PDMも利用し、その設計プロセスを定型化し、設計をできるだけ再利用するように努め、グローバルなコラボレーションを改善します。「SOLIDWORKS PDMの導入による最も大きなメリットは、データの一元性が確保できるということです」と、上級デザイナーのJesse Winker氏は指摘します。「SOLIDWORKS PDMを利用することで、ボルトを世界中の他の設計オフィスや製造施設に自動的に複製できるようになり、全社で使用するデータ、ルール、ワークフローが同じものになります」