世界初の完全電動、電動/ガス ハイブリッド、燃料電池航空機の開発効率を高めてコストを削減する。
SOLIDWORKS®設計ソフトウェアとクラウドベースの3DEXPERIENCEプラットフォームで稼動する 3DEXPERIENCE® Worksソリューション（Collaborative Designer for SOLIDWORKS、Collaborative Industry Innovator、Collaborative Business Innovator）を活用する。
スイス企業のSmartflyer Ltd.（https://smartflyer.ch）は、航空業界の新時代を牽引する存在です。従来の燃焼型/ジェット エンジンによる推進機構から脱却し、完全電動、電動/ガス ハイブリッド、燃料電池モーターで推進する航空機の開発に取り組んでいます。
Smartflyerの創設者であり、CEO兼設計責任者でもあるRolf Stuber氏は、航空業界には電動モーターに対する一定のニーズがあり、それが高まると踏んでいます。排出ガスが皆無で、軽量かつパワフルなだけでなく、シンプルな設計により信頼性がきわめて高いというメリットもあるからです。
予想航続距離400海里で4人乗りの同社の航空機は、CO2排出量が50%、騒音が60%減少し、直接的な運用コストも30%削減できます。Smartflyerは、2023年に初のテスト飛行を予定しています。
Smartflyerは、画期的なハイブリッド電動航空機の開発に、SOLIDWORKS®設計ソフトウェアとクラウドベースの3DEXPERIENCEプラットフォームで稼動する3DEXPERIENCE® Worksソリューションの組み合わせを選択しました。
同社は3DEXPERIENCE Worksを必要としていました。このソリューションは、すべてのチーム メンバーがどこからでもアクセスできる安全なコラボレーション開発環境を実現できるからです。
3DEXPERIENCE Worksソリューションにより、私たちの革新的な強みを活かす土台を構築できました」とStuber氏は説明します。「ソフトウェア アップデート、データ ミラーリング、データ バックアップを気にせず、Smartflyerの開発に完全に集中できます」
SOLIDWORKS設計ソフトウェアと3DEXPERIENCE Worksソリューションにより、Smartflyerは、クラウドにある安全なコラボレーション開発環境内で、堅牢な設計ツール、エンジニアリング ツール、コラボレーション ツール、コミュニケーション ツール、データ管理ツール、製造ツールをすべて利用できます。
非常に複雑で多分野にまたがる電動ハイブリッド航空機の開発プロジェクトに携わるSmartflyerの全従業員には、作業に必要な情報にいつでもアクセスできる環境が不可欠です。さらに、地理的に離れたチームが設計レビューを共同で行う場合も、3DEXPERIENCE Worksのコミュニケーションおよび視覚化ツールを使用して、全員が同じ部屋にいるかのようにリモート会議を開催することができます。
「3DEXPERIENCE Worksソリューションがあれば、プロジェクト関連のすべての情報を一元管理された場所に安全に保存し、プロジェクトに関わる全員がその情報にアクセスできます」と、CAD管理者のGildas Höllmüller氏は語ります。「設計データだけでなく、製造データやチーム コミュニケーションも同様です。また、社外パートナーにもアクセスを許可できます」
Smartflyerは、電動ハイブリッド航空機の開発サイクルを加速し、同時に大幅なコスト削減を達成しています。「3DEXPERIENCE Worksソリューションは、クラウドベースの3DEXPERIENCEプラットフォーム上で稼動します。したがって、活発に動いているチームの進展や進捗に合わせて適宜、ソリューションを追加、拡張することができるのです」とStuber氏は指摘します。
「要するに、3DEXPERIENCE Worksソリューションにより、貴重な時間とITコストを節約し、製品品質と効率も最適化できた、ということです」とStuber氏は補足します。「これは非常に大きなメリットです。何かわからない点があれば、SOLIDWORKSと3DEXPERIENCEの販売代理店であるSolid Solutionsが直ちにサポートしてくれるので心強いです。必要な場合はこちらに出向いてくれます」
