Steel-Smithは、インド最大のトグル クランプおよびクランプ ソリューションのメーカーです。同社が40年前にインドで初めて開発したトグル クランプは、便利で順応性に富んだツールとしてインドで最も広く使用されており、異なる形状、サイズ、保持容量を必要とするさまざまな用途に対応します。
設立当初から、Steel-Smithは継続的に製品の品質向上に取り組んでおり、革新的で効果的なクランプ ソリューションを提供してきました。Steel-Smithはその製品開発への取り組みにより、小規模な導入 コンサルティング会社から、トグル クランプやその他の産業アクセサリを扱うインド最大のメーカーおよび輸出会社へと成長しました。
同社の成功は、最新の製品開発技術を駆使して製品設計、技術革新、生産性に関する課題の克服に取り組んできた結果です。2012年、同社はAutoCAD®およびSolid Edge®の使用を見直すことにしました。設計マネージャのRavi Panchal氏によると、Steel-Smithは設計精度を高めて開発時間を短縮し、設計コミュニケーションを強化できる新しい3次元ソリューションを求めていました。
「3次元に移行することで、市場投入までの期間を短縮できると考えました」とPanchal氏は説明します。「そこで、Solid Edgeを導入しましたが、最初はうまくいかず、サポートのレベルにも失望しました。結局、別の3次元設計ソリューションを評価することにしたのです」
当時発売されていた3次元設計パッケージを評価した結果、Steel-SmithはSOLIDWORKS® Professionalに一本化し、eDrawings® for Android™およびSOLIDWORKSソリューション パートナー ソフトウェアのModo® アドオン アプリケーションの導入を決めました。同社は、使いやすさと習得が容易な点でSOLIDWORKSを選定しました。その他、PhotoView 360レンダリング ツール、コミュニケーション ツールであるeDrawings、板金、干渉認識、および設計コンフィギュレーション ツールなども評価し、さらに、SOLIDWORKS販売代理店のAddonix Technologiesから強力なサポートが得られる点を選定理由としています。
「SOLIDWORKSであれば、2次元から3次元にスムーズに移行できるだけでなく、生産性と顧客満足度の目標を達成できることがわかりました」とPanchal氏は回想します。「結果として、設計、マーケティング、製品コミュニケーションの生産性が大幅に向上したため、この選択は明らかに正解でした」
設計のスピ-ドアップで生産ラインが増加し、市場投入までの期間を短縮
SOLIDWORKS Professionalの導入以来、Steel-Smithは開発のあらゆる分野で効率アップを達成し、設計サイクルの50%短縮、開発コストの40%削減、市場投入までの期間の40%短縮を実現しました。効率が向上したことで、同社の製品ラインナップは約200製品から500を超えるまでに大きく増加しました。
「SOLIDWORKSは、多くの利点と時間の短縮をもたらす設計ソリューションです」とPanchal氏は強調します。「約60%のトグル クランプには、板金コンポーネントが含まれています。SOLIDWORKSでフラット パターンを作成することで時間を節約し、さらに設計コンフィギュレーションを使用することで、すべての部品およびアセンブリ ファミリーを作成できます。また、視覚化によって干渉を回避し、コーティングと製造のための重量と表面積をすばやく特定できる利点もあります。SOLIDWORKSを導入したことで、開発時間と製品の市場投入までの期間を短縮するとともに、研究開発に要する時間も短縮できました」