Challenge

2次元CADでは、複雑な機器レイアウトができない。そこで、発注した部品が届いてから現物レイア
ウトしていた。この方法では手戻りが多く、期間も長くかかりすぎる。 

Solution

SOLIDWORKSを2ライセンス導入。機器レイアウトをCAD上で行ってから、部品を発注できるようになった。レイアウトがわかっているので、部品製作中に他の作業を並行して進めることもできる。CADは、土木用2次元CADとSOLIDWORKSを併用しているが、干渉チェック、浮力計算、重心・重量バランスの確認ではSOLIDWORKSが必須だ。

Results

  • 3次元CADで干渉確認が確実に行えるので部品到着後の手戻り作業がなくなり、製作時間のロスが大幅削減
  • シャフト式水中掘削機T-iROBO UWの開発では、昇降する内側フレームと掘削するために回転する外側フレームとの複雑な干渉が詳細にチェックできた。

「建機メーカーではなく施工会社である当社が、なぜ一生懸命に水中バックホウを開発するか。効率化と安全性は潜水士にとって一番の利益であるからです。ユーザーが社内の人間で、直接のフィードバックをもらえるのは、本当にやりがいがあります。水中で命を張っている潜水士から『それじゃ使えないよ』と言われると必死になって知恵を絞り、また新しいアプローチを見つけ出す、その繰り返しです。」

上山 淳 氏
マリン開発部長