Challenge

手間のかかる部分改修工事の増加、ベテラン技術
者の減少、国の施策であるi-Constructionの進
展。これら3つの変化に対応することが急務だった。

Solution

SOLIDWORKSのトップダウン設計を活用して、自
動製図を実現した。カットリスト連携で、材料明細
表も自動生成できるようにした。3次元設計データ
は、ウェアラブルカメラとの併用、さらには解析利
用、協力会社とのCAM連携など、i-Construction
が掲げるさまざまな可能性にもつながっていく。

Results

  • 設計の生産性向上。自動製図が適用できる製品は、設計・製図に要する時間が1/2~1/10に大幅短縮
  • 若手設計者の技術力不足をカバーする体制ができた。自動製図で設計ミスが激減するうえ、若手設計者でも3次元画像で全体像をすぐ理解できる
  • 3次元スキャンとの連携、eDrawingsでの3次元画像の共有、シミュレーション、3Dプリンタによる試作など、i-Constructionの先取りが可能に

「SOLIDWORKSにしてよかったこと?すべてです。いままでは、建設CALSがあるから2次元CADしか使えないと思い込んでいました。ところが3次元CADを入れたら、業態そのものが変わろう、次の段階へ進もうと動き出しました。SOLIDWORKSがうみ出したのは『希望』です。3次元のおかげで、建設業界は、可能性に満ちた希望の業界に変わろうとしています」。

立川貴一氏
開成工業株式会社 技術部次長兼 IT統括室長