課題
世界中のオフィスに分散したエンジニアリング データを管理および追跡し、設計の知的財産をより適切に管理する。
解決策
Product Release Engineer、3DSwymer、Collaborative Industry Innovatorなどの3DEXPERIENCE Works設計および共同作業ツールを追加することで、顧客、サプライヤー、メーカーなど、社内や社外の人々と効率的に作業する。また、SOLIDWORKS Simulationを使用し、製品のテスト時間を短縮する。
結果
- 設計データがすべて整理され、検索が容易に
- すべての知的財産を効率的に管理および保護
- シームレスなプラットフォーム1つで、組織全体の共同作業が容易に
- 製品を仮想的にテストして、物理的な試作品を削減
ICR Integrity Ltd社は、石油・ガス、原子力冷却システム、再生可能エネルギー、公益事業、インフラ、防衛など、さまざまな分野で複雑なプロジェクトを遂行する際に優れた能力を発揮するグローバル企業です。修理、検査、完全性サービスおよびソリューションの提供に注力しています。同社の質の高いサービスは、重要な資産の運用を維持するだけでなく、従来の方法と比較して時間とコストの両方を節約します。
3年前、ICR社はデータ管理上のジレンマに陥っていました。同社のエンジニアリング データは世界中のオフィスに分散しており、社内の知的財産(IP)は、アクセス面でも管理面でも非常に大きな制約を受けていました。しかし、ある販売代理店がクラウドベースの3DEXPERIENCEプラットフォームをICR社に紹介したのをきっかけに、同社のデータ管理機能とIP保護機能が一変しました。
「企業としてのICRの大きな差別化要因の1つは、市場に投入するまでの期間の短さです」と、設計マネージャーのPhil Kitchen氏は語ります。「これまでのコンテンツ保存方法では、コンテンツが探しにくくて困っていました」3DEXPERIENCE®プラットフォームの多数のパラメーターで整理および検索できるようになり、設計データを簡単に見つけて活用できるようになったため、ICR社のプロセス全体が高速化されています。「3DEXPERIENCEプラットフォームを導入したのは、完全にクラウドベースだったからです。おかげで当社のIPもはるかに簡単に保護できるようになりました」3DEXPERIENCEプラットフォームのデータ管理機能のもう1つの大きな利点は、WordやExcelなどの日常的によく使われるアプリケーションと連携できることです。そしてもちろん、SOLIDWORKS®などの3次元CADシステムとも連携できます。
物理的テストにかける時間を短縮
「当社ではシミュレーション ツールの使用頻度が高く、SOLIDWORKS Simulationのトレーニングを受けている人もいます」とKitchen氏は説明します。クラウドベースのプラットフォームに接続しながら、SOLIDWORKSとSOLIDWORKS Simulationに習熟していくにつれて、ICR社にいくつものメリットが生まれるようになりました。Kitchen氏は次のように続けます。「SOLIDWORKS Simulationを使用することで、製品に必要な[物理的]テストの量を減らすことができます」
関連リソース
3DEXPERIENCEプラットフォームを導入したのは、完全にクラウドベースだったからです。おかげで当社のIPもはるかに簡単に保護できるようになりました。
共同作業がコミュニティを構築
ICR社は、クラウド ソリューションとSOLIDWORKSの両方を使用している、世界中の3DEXPERIENCEコミュニティへのアクセスも活用しています。
「3DEXPERIENCEプラットフォームのおかげで、ソリューションの市場投入を迅速化することができました」とKitchen氏は語ります。「設計面でも製造面でも生産性が向上しました。プラットフォームを介して外部のメーカーと直接、設計を共有できるからです」
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