3次元CADソフトウェアで精度とチームワークがどう向上し、SOLIDWORKS Designでワークフローがどう変革するのかについてご説明します。
SOLIDWORKS
カー オーディオ メーカーが、SOLIDWORKS Designを活用して、オーディオ スピーカーの開発から試作、製品化までを加速しています。
長期的な耐久性を損なうことなく、深みのあるパワフルな低音を実現するコンパクトなオーディオ システムを開発すること。
SOLIDWORKS Designを使用して、迅速な設計反復、社内での試作、複雑な機械設計ワークフローをサポート。
KICKER社のルーツは、創業者Steve Irby氏が早くからライブ サウンドとスピーカー製作に興味を抱いていた頃にまでさかのぼります。高校時代、父親がオーディオ スピーカーの設計図を載せたDIY本を持ち帰ったのをきっかけに、Irby氏はキーボード用のスピーカー エンクロージャを自作しました。

KICKER社は、SOLIDWORKSを使用して、スピーカーをコンセプトから生産まで設計しています
数年後、大学院への進学を断念したIrby氏は、約12,000ドルの遺産を元手に、オクラホマ州スティルウォーターでのスピーカー会社の設立に携わりました。1973年、Stillwater Designs社は、基本的な木工工具と合板、そして取ってつけたような夢を元手に、手作りの大型スピーカー エンクロージャの製造を始めました。
50年以上にわたり、KICKER(この名前は、ピックアップ トラックのシート後方で使用するために作られた最初のフルレンジ スピーカー ボックスが「本当に迫力があった(really kicked)」ことに由来)は、過酷な環境向けに設計されたオーディオ システムとして評価を築いてきました。賃貸の建物内での小規模な事業として始まった同社は、アフターマーケット オーディオ業界で最もよく知られたブランドの1つへと成長しました。
現在、KICKER製品は、280,000平方フィートの施設で200人近い従業員によって設計され、米国内約1,200の正規販売店と、約50か国2,000以上の販売店に出荷されています。同社は、ブランドを特徴づけるサウンド特性と機械的性能を維持しながら、エンジニアリング能力を進化させ続けています

SOLIDWORKSを使用して設計されたKICKER社のボート用スピーカー
3次元CADソフトウェアで精度とチームワークがどう向上し、SOLIDWORKS Designでワークフローがどう変革するのかについてご説明します。
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SOLIDWORKS Designは、クラウド コラボレーション、安全なファイル管理、AIを活用した機能を備えた業界標準の3D CADソフトウェアです。
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初期のコンセプトから試作まで、SOLIDWORKSを使用しています。社内に3Dプリント、CNC機械加工、真空成形の設備もあるため、ツールや試作品の多くを自社で製作してテストできます。
KICKER社のOEMの構造機械エンジニアであるDennis Hotson氏によると、大振幅のサブウーファーを設計するうえでの主なエンジニアリング上の課題の1つは、スピーカー コーンの動きを制御することです。深い低音を出すにはコーンがより大きく動く必要があるため、周囲の部品は大きな機械的応力にさらされます。コーンを中心に保ち、その動きを制御する役割を持つエッジ(サラウンド)は、動きが大きくなるにつれて不安定になる傾向があります。KICKER社にとっての課題は、制御を失ったり、音がひずんだり、経年で故障したりすることなく、その動きに繰り返し耐えられるよう、コーン、エッジ、関連部品を設計することです。
市場からの強い期待を受けて、やがて四角いサブウーファー形状や高出力のエンクロージャ システムといったイノベーションを生み出すことができました。課題は、単に大きな音を出すことではありませんでした。構造の安定性を維持し、コーンの動きを管理し、自動車の車内で継続的にかかる機械的応力に耐えられる部品を設計する必要があったのです。
こうしたエンジニアリング上の制約が、KICKER社の製品開発プロセスを形作ってきました。特に、カー オーディオのユーザーがより小さなスペースでより豊かな低音を求めるようになってからは、その傾向が強まっています。Irby氏は、より高い出力とより小さなエンクロージャ容積を目指して同社が続けてきた取り組みについて語っています。小さな設置面積から大きなサウンドを生み出すSolo-Baricサブウーファーのアーキテクチャの開発について、同氏は「より多くのスピーカーを車に搭載したいという人が増えていますが、スペースは限られています」と説明しました。

SOLIDWORKSで設計されたウェッジ スピーカー
KICKER社の製品開発プロセスでは、コンセプト、試作、テスト、改訂の間をすばやく行き来できることがますます重要になりました。そのプロセスには、板金部品や成形部品からサブウーファー アセンブリまで、あらゆるものに対応できる柔軟な製品開発ツールが必要でした。
KICKER社はまた、複雑な機械設計、3Dプリント、製造、短期間で回す設計サイクルに対応できるエンジニアリング設計ソフトウェアも必要としていました。そのレベルのエンジニアリングの実行を支えるため、KICKER社は製品開発ワークフロー全体にSOLIDWORKS® Designを導入しました。 「初期のコンセプトから試作まで、SOLIDWORKSを使用しています」とHotson氏は語ります。「社内に3Dプリント、CNC加工、真空成形の設備もあるため、工具や試作品の多くを自社で製作してテストできます」
この導入により、KICKER社のエンジニアは、デジタル モデルと実物による検証の間をすばやく行き来できるようになりました。外部の製作リソースに全面的に頼ることなく、設計を修正、試作、テスト、改良することができます。KICKER社はまた、同社ならではのサウンド特性を実現するために、反復的な改良を重視しています。「(完璧な)KICKERサウンドを実現するために、何度か改訂を重ねます」とHotson氏は説明します。面の削除という機能は、扱いにくいジオメトリを修正したり操作したりする実用的な方法を提供し、設計プロセスを加速させるため、Hotson氏のお気に入りのSOLIDWORKS機能の1つです。
KICKER社の主眼は今も技術面にありますが、その長期的な成功は、試行と適応を中心としたエンジニアリング文化の表れでもあります。長い年月をかけて、同社はシンプルなウェッジ エンクロージャから、より小さなパッケージ容積で大幅に高い出力を生み出せる先進的なサブウーファー システムへと事業を広げてきました。

KICKER社のスピーカーは、あらゆる車両で使用できるように設計されています
こうした開発には、継続的な反復、社内コラボレーション、そして設計コラボレーション ツールと継続的なSOLIDWORKSトレーニングに支えられた、規律あるエンジニアリングの実行が必要でした。
小さなスタートアップから国際的に知られるカー オーディオ メーカーへと成長したKICKER社の歩みは、エンジニアリングによる問題解決と製品改良への一貫した取り組みを反映しています。現在、SOLIDWORKS Designは、その継続的な進化を支える基盤ツールとなっています。「当社は常にイノベーションを続け、常に新しい設計に取り組んでいます。SOLIDWORKSは、私たちが前進し続けられるようにしてくれることで、KICKERの評判を維持するのに役立っています」とHotson氏は述べています。「設計を迅速化し、コンセプトから市場投入までを加速するのに役立っています」

SOLIDWORKSで設計されたKICKER社のオートバイ用スピーカー
このKICKER社のSOLIDWORKS導入事例は、エンジニアリング チームが実用的な製造ワークフロー、反復的な設計手法、高度なモデリング ツールを組み合わせて、長期的な製品イノベーションを支える方法を示しています。エンジニアリング設計ソフトウェアを検討している組織にとって、KICKER社の経験は、SOLIDWORKSコミュニティと実績ある開発ツールに支えられた規律ある実行が、数十年にわたる継続的な進化の中で競争力のある製品開発プロセスを維持するのにいかに役立つかを示しています。
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