Raptee.HV社、SOLIDWORKSを使用することで開発時間を30%短縮

Raptee Energy Pvt.Ltd.  (Raptee.HV社)は、CCS2自動車充電ステーションに対応する、インド初の高電圧電動オートバイを開発することで、インドの電気自動車(EV)市場に革命を起こすことを目指しています。その結果として誕生した「Raptee T30」は、最高時速80マイル(約130km)と航続距離120マイル(約190km)以上を達成し、電動オートバイの新たな性能基準を打ち立てました。Raptee社の高電圧テクノロジー「HV-TEC」は、高電圧バッテリーを使用しており、大きな利点があります。

Raptee社はSOLIDWORKS Simulationの機能を活用することで、T30の開発期間をおよそ3分の1に短縮しました。また、開発コストを20~30%削減し、試作品を作成する回数を削減して試作品作成コストを25%削減しました。使用する製造工程に基づいて設計を最適化するうえでもSOLIDWORKSが役立ちました。

Arjun氏は、生産性がこのように向上したのは、ソリューションとソリューションを緊密に連携しているからと述べています。この連携により、データをさまざまな方法で活用できるようになるとともに、クラウドでのデータ管理によりコラボレーションも改善されます。

Arjun氏は次のように説明しています。「この改善は、コラボレーションの効率化、設計の反復作業の高速化、試作品作成の削減によるものです。製品開発が迅速化し、市場投入期間が短縮されます」

データの管理が重要

クラウドベースのこのプラットフォームは、設計変更指示の処理時間を30%短縮する強力なデータ管理機能も備えています。「製品開発チーム内でバージョン履歴を維持し、チーム間のコミュニケーションを改善するには、クラウドに移行してデータを管理することが不可欠でした」とArjun氏は述べています。「大量のサーバを維持する必要もなくなり、作業の管理とITの管理が大幅に簡素化されました」

Raptee社がDassault Systèmes SOLIDWORKS Extendedを採用したのは、設計ツールをアップグレードするためだけではありませんでした。効率的な拡張とシームレスなコラボレーションへと戦略的に移行し、真に革新的なEV製品を他の誰よりも迅速に市場投入するためでした。Arjun氏は最後に次のように述べています。「Raptee.HVでは、スピードと効率性が非常に重要です。SOLIDWORKSの拡張ポートフォリオは当社にとって大きな変革となっています。限界を押し広げ、最先端のテクノロジーを市場に迅速に導入できるようになり、このパートナーシップを高く評価しています」