ABCO Automation, Inc.は、世界中のメーカーが卓越した品質を達成するための障害となっている課題を解消するための、カスタム ターンキーのファクトリー オートメーション システムを設計・製造しています。その顧客には、3M、Goodyear、Coca-Colaなどのメーカーが名を連ねています。日に日にリード タイムの短縮が要求される状況下で困難な課題を解消できる高品質の自動化機器を開発していると、同社の評判が評判を呼んでいます。

ABCOは2010年に、SOLIDWORKS® PDM Professional製品データ管理（PDM）システムを追加し、SOLIDWORKSと関連開発プロセスの使用を自動化することで、継続的な成長のサポート、リビジョン管理の徹底、設計サイクルの短縮、コストの削減を達成しました。

製品開発の進捗を把握できるウィンドウ

SOLIDWORKS PDM Professionalシステムの導入に伴って、すぐにABCOの業務に対するインサイトが深まり、エンジニアリング部門だけでなく、それ以外の部門のワークフローも自動化できました。同社は生産性向上を達成し、設計サイクルを35%短縮、市場投入までの期間を25%短縮、開発コストを20%削減、廃棄/手戻りに伴うコストを55%削減しました。さらに、全社的に見て5%の効率向上を実現しました。

「当社は、SOLIDWORKS PDM Professionalから設計データを抽出し、他の目的に活用する方法をいくつか開発しました」とABCOのCAD管理者であるMichael Sveda氏は説明します。「たとえば、PDMシステムから抽出したデータをエンタープライズ リソース プランニング（ERP）システムに渡すことで、関連するビジネス機能をサポートし、Microsoft® SQL Server Reporting Servicesを利用することで、PDMのSQLデータベースを参照してデータを照合し、レポートを生成しています。PDMとERPシステムをこのように活用することで、プロセスの任意の段階であらゆる部品、アセンブリ、プロジェクトの正確なステータスをウィンドウで確認できるようになりました」

ワークフロー、BOMの生成、購入の自動化

SOLIDWORKS PDM Professionalを導入したことで、ABCOはワークフローを他の分野にも拡張できるようになりました。たとえば、顧客のリビジョン設定がABCOの設定と異なる場合に顧客の設定へと変更したり、部品表（BOM）の生成を自動化したり、見積り作成と購入の効率アップを達成しています。

「当社は、SOLIDWORKS PDM Professionalの未加工データにアクセスし、ERPシステムにクリーンにアップロードして購入担当者に通知できる形式で最終的なBOM情報を生成する、Microsoft Excelマクロを作成しました」とSveda氏は説明します。「BOM生成で50～60%の効率アップを達成したこのデータ発掘機能により、部品をはるかにすばやく簡単に発注できるようになり、時間とコストをさらに削減できました」

標準化された部品の再利用

ABCOが開発するあらゆるシステムは、受注開発された専用のワンオフ ソリューションであるため、設計を再利用できる範囲はある程度絞られます。しかし、SOLIDWORKS PDM Professionalを使用すると、ほとんどのシステムに共通する部品を特定できるため、同社が過去に開発したシステムとニーズが類似していることが分かれば、エンジニアはPDMを使用して、その古い設計データを踏み台にして新しい設計に取り組むことができ、時間を節約できます。

同社のソリューションは頼りになり効果が抜群で、コスト削減、生産性向上を達成し競争力を高めることができるという点で定評があります。それは、ABCOの顧客のリピート率が90%を超えているということに表れています。SOLIDWORKS PDM Professionalの詳細については、お近くの代理店にお問い合わせください。