RoboRisenが3DEXPERIENCE Worksで試作回数を30%削減

Dr. Sangbin Yim博士は、単一モジュールのPingPongオープン プラットフォームのキューブ型ロボットを開発し、2017年にRoboRisen Co. Ltd.を設立しました。キューブ型ロボットには、独自のコントローラー、加速度計、ジャイロスコープ、近接センサー、原点センサー、ステッピング モーター、サーボ モーター インターフェイス、バッテリーを搭載しているため、PingPongロボット システムを利用して、学生（または革新的で楽しいおもちゃを探している大人）が、何百種類ものシングル デバイス タイプのロボットを作成、組み立て、構築、制御することで学習することができます。学生は、キューブどうしを接続するさまざまな種類のリンクを使用して、人間や動物の動きを模倣することができます。学生は楽しみながら学ぶことができ、教職員はSTEM（科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学）教育に対する効果的なアプローチを簡単に取り入れることができます。

RoboRisenは2021年10月まで、Autodesk®Fusion 360®設計ソフトウェアを使用して、ロボットのコンポーネント、リンク、機構を開発していました。同社では、ロボットのモデルと付属部品の数が急増したことから、設計エラーや出荷遅延の問題が発生し始めました。RoboRisenは、SOLIDWORKS® Premiumソフトウェアと3DEXPERIENCE® Worksソリューションを組み合わせて、クラウド上でコラボレーションとデータ管理を実現することが、最適な対策であることを理解しました。

スタートアップ企業のための低価格なソリューション

SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksソリューションを組み合わせれば、RoboRisenの設計者は、コラボレーションと製品設計データの管理を容易に行うことができます。ITスタッフやハードウェアに多額の投資をする必要はありません。RoboRisenは、3DEXPERIENCE Worksのクラウドデータ管理ソリューションをSOLIDWORKSソフトウェアと一緒に使用することで、品質やデータ管理に関する多く課題を解決しています。

3DEXPERIENCE Worksソリューションにより、コラボレーション能力が大幅に向上し、有効活用できるようになったほか、データ管理の自動化で製品開発サイクルも20%短縮されました。3DEXPERIENCEへの移行は、リビジョン管理の問題を排除するのにも役立ちました。全体的にエラーが減少し、設計エラーもほとんどなくなりました。さらに、試作回数が30%減少したため、コストと時間の節約に加え、品質の向上も実現しました。さらに、クラウド環境で使用する効果的なリビジョン管理ツールは、社内の各部署やアウトソーシング先のメーカーとのコミュニケーションを改善し、製造上の欠陥に起因するコストを約20%削減できました。

教育市場のニーズを満たす

学生が創造的なPingPongロボットを設計・制御しながら学習するようになると、教職員はRoboRisenにより多くの機能と製品を求めるようになります。そのため、新しい製品をできるだけ早く設計してリリースする必要があります。RoboRisenでは、SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksソリューションへの移行によって生産性が上がり、製品開発のスループットを向上させました。これは、グローバルな教育市場にサービスを提供するという同社の目標を達成するうえで非常に重要な要因となっています。