Cobotx社が秩序ある形で自動化事業を迅速に成長

革新的な製造自動化エンジニアリング企業のCobotx社が、SOLIDWORKS Designと3DEXPERIENCEプラットフォームを導入することで、体系的な協働ロボット開発を実現して、エンジニアリングと製造現場を連携し、自信を持って事業を拡大。

課題

明確な設計意図、統制のとれたリビジョン管理、および機械エンジニアリング/製造/オペレーション間の調整を維持しながら、プロジェクトの規模、カスタマイズ性、複雑性の増大に対応し、急成長を遂げる。

解決策

製品開発のための標準ソリューションとして、3DEXPERIENCEプラットフォームがサポートするSOLIDWORKS Designを利用することで、CADデータの一元化、リビジョン管理の自動化、体系的かつ一貫した部品表と部品番号、エンジニアリングとERPシステム/後工程製造プロセスとの緊密な連携を実現する。 

結果

  • 設計、リビジョン、プロジェクト ステータスについて、信頼できる単一の情報源を組織全体で確立
  • 手作業による図面、断片化した保管場所、一貫性のないバージョン追跡に起因する不確実性を排除
  • エンジニアリング チームだけでなく、組織全体でデータ管理を体系的に行うことで、ミスを減らして、ワークフローを加速し、全体的な明瞭性を向上 

オランダを拠点とするCobotx社の当初の事業内容は、他の多くのエンジニアリング企業と同様、小規模かつ実践的なものでした。具体的には、労働力不足や生産要求の複雑化に悩むメーカーの問題解決に注力することです。協働ロボットの成功に不可欠な要素があります。それは、迅速に導入できること、そしてほぼ即座に投資収益率を達成できることです。

Cobotx社の本社および製造拠点
Cobotx社の本社および製造拠点

Cobotx社では、成長に伴い、俊敏性を維持することが難しくなっていました。協働ロボットの個々のセルから生産ライン全体へとプロジェクトの規模は拡大しました。創業当初は、わずか2名の従業員が小さなオフィスですべての作業を処理していました。その後、インターンを採用し、そのインターンがフルタイムの従業員(エンジニア)になり、さらに多くの経験者を雇用するようになりました。従業員の増加に伴い、ビルに移転しましたが、そのビルでも手狭になるほど従業員数が増え続けました。数年のうちに、同社の駐車場は自動車で溢れかえる事態となりました。そのため、近所の別のビルに移転しました。それまでよりも4倍の大きさを誇るビルです。

それまではクラウド ストレージで十分でした。正式なプロセスも必要ありませんでした。しかし、急成長に伴い、特注のソリューションが必要になりました。Cobotx社は、設計、データ、後工程の管理方法の見直しを余儀なくされたのです。

製造現場および倉庫向けのスマート ロボット
製造現場および倉庫向けのスマート ロボット

統制のとれた規模の拡大

「Cobotx社は、人材不足に悩むメーカーの問題を解決することを目的に創業した企業です」とCobotx社、共同創立者兼CTOのBoudewijn Crooijmans氏は語ります。創業当初は、設計から設置まで、すべてを自分たちで行っていました。

しかし、すぐに成長しました。そして、この成長に伴い、新しい現実に直面することになりました。エンジニアの数が増えれば、社内システムに対する要求レベルも高くなります。それまでは手作業で図面を作成していましたが、次第に設計が複雑化していきました。データは複数の場所に分散していました。エンジニアは、自分が正しいバージョンに基づいて作業しているのか確信を持てませんでした。プロジェクトの現在のステータスを把握できないこともありました。

関連リソース

当社は、以前よりSOLIDWORKSを使用しており、設計をクラウドに保存していましたが、成長に伴い、PDMソリューションの必要性が高まりました。

Boudewijn Crooijmans氏

共同創立者兼CTO

Cobotx社のシニア機械エンジニア、Julian Van Egmond氏は、状況を次のように説明しています。「以前は手作業中心で業務を進めており、図面も手作業で作成していました。(ファイルを)あちこちに保存していたため、正しいバージョンを使用しているのか、プロジェクトのステータスはどうなっているのかの確認手段がありませんでした」

Cobotx社はその成長を支えるためにERPを導入しました。設計データが体系化されていなければ、エンジニアリングとERP/製造現場の連携は困難です。成長し続けるためには、秩序、一貫性、透明性のある製品開発プロセスを確立する必要がありました。

設計データを一から体系化

Cobotx社は何年も前からSOLIDWORKS Designを使用していましたが、成長に伴い、それまでのようにデータを緩く管理しているようでは立ちいかなくなりました。会社が拡大するにつれて、定型的な製品データ管理が不可欠となりました。「当社は、以前よりSOLIDWORKSを使用しており、設計をクラウドに保存していましたが、成長に伴い、PDMソリューションの必要性が高まりました」とCrooijmans氏は述べます。

製造サポート製品はすべて、SOLIDWORKSで設計し、3DEXPERIENCEプラットフォームで管理
製造サポート製品はすべて、SOLIDWORKSで設計し、3DEXPERIENCEプラットフォームで管理

Cobotx社は、SOLIDWORKS Designに加えて、3DEXPERIENCEプラットフォームに組み込まれたデータ管理機能を使用することで、CADモデルと関連ドキュメントを一元管理し、バージョン管理、アクセス権、ワークフローが自動適用される環境を確立しました。エンジニアリング データを1つの場所に保存し、プロジェクトのステータスやリビジョン履歴を明確に表示できるようになりました。あちこちに分散したファイルを手作業で追跡する必要はもうありません。

この変更は、技術的な変更にとどまりませんでした。体系的なデータ管理のメリットを最大限活用するために、Cobotx社は設計を再構築することにしました。体系化したのはCADだけではありません。

正しい部品番号、部品表、一貫した命名規則を最初に定義し、それをERPや製造現場でも使用しました。「正しい部品表を使用して、最初から設計を正しく入力できるようになりました」とCrooijmans氏は語ります。そして、この正しいデータをERPシステムや製造現場でも使用します。

Van Egmond氏は、そのメリットを即座に実感できました。「リビジョン管理などの作業がすべて自動化されるため、どれが正しいものなのか1つに絞ることができます。それはプロジェクトのステータスであり、自分たちが今いる場所がどこかなのかです。つまり、すべての担当者が状況を把握した上で業務を遂行できるのです」

SOLIDWORKSでのアセンブリ設計の全体像
SOLIDWORKSでのアセンブリ設計の全体像

会社の成長に合わせて拡張できる明瞭性

Cobotx社が即座に実感したメリットは、明瞭性でした。エンジニアは、ファイルが正しいのか、最新バージョンなのかを疑う必要がなくなりました。3DEXPERIENCEプラットフォームですべてのデータを一元管理することで、あいまいさを排除し、古いファイルを使用することがなくなり、手戻りのリスクを軽減できました。

メリットはエンジニアリングだけにとどまりません。体系的に管理したデータをERPや製造現場でも使用することで、設計から製造まで、同じロジックに従ってチケット作業や後工程を実行できます。「最初から最後まで、プロセス全体を通して、同じ構造のチケットを処理できるようになりました」とCrooijmans氏は説明します。

エラーの削減、ビルドの改善、スループットの高速化

この一貫性により、各部門でのミスが減り、業務を高速化できました。「特定の部門だけでなく、当社全体で3DEXPERIENCEを活用しています」とVan Egmond氏は語ります。

持続的な成長を目指す同社にとって、SOLIDWORKSの活用は戦略的な取り組みでした。Cobotx社は、制御性や品質を犠牲にすることなく、新規技術やヨーロッパの新規市場に展開するための開発基盤を手に入れたのです。「当社は継続的な開発に真剣に取り組んでいます」とCrooijmans氏は述べます。

Cobotx社は、自動化を通じて、複雑な環境に秩序をもたらしただけでなく、自社の製品開発に自動化を導入することで、体系的なイノベーションを実現し、より高速、効率的、かつ自信を持って業務を遂行できる環境を確立したのです。 

製品:

  • SOLIDWORKS Design Premium
  • 3DEXPERIENCEプラットフォーム

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