窓カバーのスタートアップ企業であるBlind Screen社がスケッチから試作品までの製品設計プロセスを高速化

窓カバーのスタートアップ企業であるBlind Screen社は、SOLIDWORKS AIコンパニオンを使用して機械設計とコンテキストに応じた製品開発ガイダンスを迅速化しています。

課題

窓カバー向けの遮光性100%のブラインド システムを初期段階から製造可能な製品へ進化させる一方で、拡大を続ける製品パイプライン全体で試作品の社内作成、設計の検証、製造準備体制を改善する。

解決策

SOLIDWORKS Designを社内での3Dモデリング、ビジュアリゼーション、SOLIDWORKS AIバーチャル コンパニオンに使用するとともに、設計オプションの検証や製品開発の意思決定に役立つ3Dプリントによるラピッド プロトタイピングをサポートする。

結果

  • AIコンパニオンの活用により、機械設計ガイダンスを迅速化
  • 外部の設計者への依存をやめ、3D設計作業を内製化 
  • 同時進行する製品開発プロジェクトを1、2件から16件に拡大
  • 設計レビューとテストのための試作品同日作成を実現

取り付けた窓ブラインドはシンプルに見えるかもしれませんが、その背後にある設計やエンジニアリングは多くの人が思うより複雑です。現代のブラインドは、見た目の美しさはもちろん、光、熱、動作を管理することも求められます。また、製造可能性があり設置が容易で、あらゆる建築空間に対応する必要があります。 

Blind Screen®社は、100%の遮光性と熱効率に焦点を当てた多機能ブラインド システムを提供しています。英国を拠点とする同社は、ブラインド業界で20年以上の経験を持つLenny Reynolds氏とPaul Cheetham氏によって2022年に設立されました。創業まもなく会社が拡大するにつれて、概念から納入までより直接的かつ迅速に移行する方法が必要になりました。「基本的に、設計作業は外部に委託していました。アイデアや、もっと良い言い方があると思うのですが、落書きを、さまざまな3Dデザイナーに送っていました」と、共同設立者でマネージング ディレクターであるLarry Reynolds氏は振り返ります。 

SOLIDWORKSで試作されたBlind Screen社製品

SOLIDWORKSから3Dプリントで試作されたBlind Screen社部品

手頃な価格で利用できる製品設計の最適化ツール

SOLIDWORKS® for Startupsプログラムでは、製品開発のためのハイエンドCADモデリング ソフトウェア ツールを非常に手頃な価格で利用できます。 共同設立者でマーケティング ディレクターのPaul Cheetham氏は、「スタートアップ プログラムがなければ、特に最初の1年間は、SOLIDWORKSを利用しようとすると(財政的に)困難な状況に陥っていたでしょう」と述べています。多くのスタートアップと同様に、Blind Screen社は予算が非常に限られていました。Cheetham氏は続けます。「最初の年に低コストの設計ツールを利用できたことは、私たちにとって極めて重要でした。SOLIDWORKSのスタートアップ プログラムがなければ、イノベーションが大幅に遅れていたことでしょう。そしておそらく、私たちの目的に合っているとは言えないツールの使用を余儀なくされたはずです」

SOLIDWORKSを社内に導入することで、チームは3Dモデルを社内で作成して修正し、その設計から3Dプリントによるラピッド プロトタイピングができるようになりました。「以前はスケジュールに1、2件のプロジェクトしかありませんでしたが、今では16件を同時進行しています」とReynolds氏は強調します。「1日か2日でラピッド プロトタイピングを行い、製品のアイデアをテストし、非常に迅速にプロジェクトを進めることができます」

Blind Screen社では、外部の請負業者がモデルを作成するのを待ったり、物理的な試作品が届くまで決定を先送りにしたりする代わりに、概念をモデル化して3Dプリントし、結果を評価するまでを同日中にできることもよくあります。「私はSOLIDWORKSを使って新製品を開発しています」と、製品責任者のJack Wright氏は言います。「アイデアを思いついたら[SOLIDWORKSに]入れて、3Dプリントします。その日か翌朝には、そのままで問題ないか、何か変更が必要なのかがわかります」

Blind Screen社がSOLIDWORKSを活用するのは機械設計だけではありません。同社のチームはまた、複数の設計オプションを迅速に作成し、それらをプリントし、物理的な試作品をチーム全体で確認して美的観点から製品を検証するためにも、SOLIDWORKSを利用しています。これにより、チームのコラボレーションが向上し、意思決定プロセスが効率化します。 

Blind Screen社はAIツールのAURAとLeoを使用して市場投入期間を短縮

Blind Screen社はAIツールのAURAとLeoを使用して市場投入期間を短縮

AI、ビジュアリゼーション、新しいSOLIDWORKS Simulation

SOLIDWORKS AIバーチャル コンパニオンはSOLIDWORKSに組み込まれており、設計、シミュレーション、製造の全工程でアイデアを導き、ジオメトリを作成し、問題を修正し、意思決定をサポートします。Blind Screen社は、設計ワークフローでSOLIDWORKS AIコンパニオンの使用を開始しました。 

Wright氏は次のように述べています。「SOLIDWORKSでAIツールのLeoとAURAを使用してきましたが、とても便利だと思います。Leo AIが機械的な側面を得意としているのに対し、AURAは一般的なAIチャットボットのようなものです。上司に相談したり電話を待ったりする必要はありません。AIツールに直接ガイダンスを求めるだけです」

Wright氏は、新製品の開発にSOLIDWORKSを使用して、スリップ クラッチに必要なスプリングを判断しています。このスプリングは、ブラインドをスリップまたは解放するまでクラッチが保持できる力の大きさを制御するのに役立ちます。また、ブラインド システムを確実に固定できる十分な強度が必要ですが、必要なときにクラッチがブラインドを解放する妨げになるほど強くてもいけません。 

サイズ、剛性、圧縮、荷重のわずかな変化がメカニズムの動作に影響を与える可能性があるため、スプリングの挙動は計算が難しい場合があります。SOLIDWORKSはこれらの要因を評価し、Blind Screen社のチームが要件に基づいて設計に適したスプリングを選択できるよう支援します。

SOLIDWORKSを使用して設計の詳細を共同で検討するBlind Screen社のチーム

SOLIDWORKSを使用して設計の詳細を共同で検討するBlind Screen社のチーム

関連リソース

SOLIDWORKSを利用することで、当社は真の変革を遂げました。1日か2日でラピッド プロトタイピングを行い、製品のアイデアをテストし、非常に迅速にプロジェクトを進めることができます。

Larry Reynolds氏

共同設立者兼マネージング ディレクター

Blind Screen社 - シミュレーション設計

試作品を作成する前にSOLIDWORKS Simulationを使用して部品をシミュレーション

製品のアイデアから実証されたパフォーマンスへ

Reynolds氏によると、SOLIDWORKSはBlind Screen社の成長において重要な役割を果たしてきました。「SOLIDWORKSを利用することで、当社は真の変革を遂げました。Blind Screen社にとって大きな課題の1つが、遮光性100%のブラインドを作ることでした。僅差で2番目に重要なのは断熱性でした。当社製品は室内の熱の49%を保持し、年間の暖房費を10~15%節約できます」同氏によれば、この性能は英国マンチェスターにあるサルフォード大学による独立した試験を受けています。

その結果は多くを物語っています。 

Blind Screen社は最初に英国で販売していましたが、わずか2年で大きく拡大しました。「約3年前に英国で最初のBlind Screen製品3つを発売し、好評でした」とReynolds氏は熱く語ります。「英国内の取引パートナーは約2,500社にのぼります。さらに、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドでも販売を開始しており、南米や北米にも進出しようとしています」

Blind Screen社のCAD設計から試作品まで

Blind Screen社はSOLIDWORKS Designで製品のアイデアを試作し、最終的な設計に移行

物理的な製品のための規律あるイノベーション

Reynolds氏は次のように述べています。「イノベーションを重視する当社にとって、SOLIDWORKSは素晴らしいものでした。私たちは英国内はもちろん、国外の広い地域においても、最も革新的な企業の1つであると自負しています。SOLIDWORKSは、当社がいかに革新的であるかを知ってもらい、注目を集めるのに大いに役立ちました。私たちはイノベーションを迅速に市場に投入できます。そのおかげで、世界中の人々が腰を上げてBlind Screen製品を見てくれています」

Cheetham氏は続けます。「SOLIDWORKSを使用すると、色や素材のニュアンスを設定して、最終製品の外観を非常にリアルに表現できます。これにより、概念段階から製造業者にこの製品を販売することが可能になるだけではなく、重要なことに、Webサイト用に(ビジュアルを提供)することもできます」 

Blind Screen社はまもなく、SOLIDWORKS Simulationの利用も開始する予定です。これにより、物理的な試作品作成の前に、設計をデジタルでテストし、改良できるようになります。 「当社が特に興味を持っているのはシミュレーションです」とCheetham氏は言います。「穴をあけずに取り付けるブラインド システムの耐荷重限界を把握したいのです。具体的には、システムが故障するまでに何ニュートン(の力)に耐えられるのかを見極めたいと考えています」

Blind Screen社製品のデモ

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